現在名古屋に住んでいる、もしくはこれから名古屋へ移り住もうと考えているという方中には、中古マンション購入を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
名古屋といってもそれぞれの地域によって中古マンションの価格相場は異なっています。
また、名古屋全体の価格推移もどのように変化しているのか気になるところです。
今回は名古屋の中古マンションの価格推移をご紹介していくと共に、これから中古マンションを探す際にどこで情報を手に入れるか、そして中古マンション購入後のリフォームについてもご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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築年数別で見る中古マンションの平均価格
まずは名古屋市の中古マンション価格の築年数別の価格を見てみましょう。
(出典:中部レインズ 中部圏市場動向)
このグラフを見ると、建築年別によって価格差があることが見ることができます。
※このグラフはあくまで現時点での市況データであって、新築からの価格推移ではないことに注意ください。
名古屋全体の中古マンション価格推移
名古屋市全体の中古マンションの価格推移を見てみましょう。
(出典:東京カンテイのデータを元に作成)
このグラフを見ると、2013年ころから名古屋市では、2020年の新型コロナ時に少し下落はしていますが、それ以外は一貫して価格が上昇していることが分かると思います。
東京23区ほどの値上がり率ではないものの、名古屋も盛況です。
また名古屋の今後の強みとして考えられるのは、名古屋市はリニアの開通が2027年に予定されており(おそらく延期になりそうですが)、それに時間的な距離が短くなる名古屋市が東京と比べて割安感が出ているからと考えられています。
リニアが開通すれば東京ー名古屋間は40分で往来ができ、費用は今よりも700円ほど高くなるくらいと言われていて、名古屋から東京へ出勤できるくらいの距離感になるからです。
しかし、すべてのエリアで同じような値動きをしているわけではなく、エリアごとに違った動きをしています。
エリア別中古マンション平均価格
名古屋市は16区で構成されていますが、それぞれのエリアによって中古マンションの平均価格は異なります。どのエリアが高く、どのエリアが安いのか見ていきましょう。
・千種区……3,253万円
・東区………3,334万円
・北区………2,403万円
・西区………3,259万円
・中村区……3,723万円
・中区………3,739万円
・昭和区……3,375万円
・瑞穂区……3,011万円
・熱田区……2,446万円
・中川区……2,009万円
・港区………1,681万円
・南区………1,955万円
・守山区……2,028万円
・緑区………1,991万円
・名東区……2,407万円
・天白区……2,146万円
(参照:AtHome 2023年10月2日時点の価格相場)
エリアで見ると中古マンションの平均価格が最も高いのは東区であり、次いで昭和区、中区、瑞穂区となっています。
また、最も安いのは港区で、次いで南区、緑区、中川区という結果になりました。
ただしこちらのデータはあくまで「売り出し価格」の平均であって、「成約価格」ではないことに注意してください。
あくまでエリアごとの傾向をしる目安としてお考えいただければと思います。
平均価格の高いエリアは基本的に名古屋駅から比較的近く、さらに文教地区であったり住宅地が多かったりすることから、一般的な価格の中古マンションだけでなく高級マンションやファミリー向けのマンションが建ちやすいことで、このような平均価格の高いエリアになったと言えるでしょう。
名古屋市の中古マンション情報はどこで手に入る?
名古屋市の中古マンションの購入を検討する際は、まず最新の不動産情報を収集することです。
購入予定が明確になっていなくても常に情報のアンテナを立てておく必要があります。
では、どのような方法でタイムリーな不動産情報を集めたら良いのでしょうか?ここで、どこで情報を手に入れるのか「物件情報の調べ方」について紹介していきます。
インターネットで検索する
最近は不動産業者自らが作成したホームページで不動産物件を紹介しているところが増えてきました。
複数業者の物件を集めたサイトもあるので希望エリアにある物件で検索してみると良いでしょう。
物件情報だけでなく、不動産の市場動向や取引データに関する情報も掲載されているので新聞や広告などに比べると圧倒的に情報量が多いです。
最近の情報収集のメインとなっている「SUUMO」や「アットホーム」、「ライフルホームズ」などは多くの物件が掲載されています。
また、大手サイトは連動アプリを展開していることも多く、スマートフォン向けのアプリを活用して短時間で気軽に物件情報を入手することもできます。
ちなみによく不動産会社のホームページなどで「非公開物件○○件」などといった表記がありますが、基本的に非公開物件と呼ばれるものはほとんど存在しません。
今のご時世、どこの会社もインターネット広告を利用しており、後から説明する「レインズ」から物件を借りて広告を掲載している業者も多く、ほとんどの物件はインターネット上に公開されています。
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チラシでチェックする
最近ではネットに押され気味ではあるものの、まだまだチラシからの情報収集をされている方も多いようです。
あまりインターネットを頻繁に利用しない方にとってはいい情報源なのかもしれません。
不動産会社から直接情報提供してもらう
懇意にしている不動産会社があれば、そこから紹介してもらうのも方法の一つです。
条件をあらかじめ伝えておけば、希望の物件が出てきたときに知らせてもらうようにするのも一つです。
ただし不動産会社に依頼していても、時間が経ったり、忙しかったりしたときに、探し漏れが起こる可能性もあります。
物件探しは自動化しよう
多くの方がインターネットを利用して物件情報を探していると思います。
探し始めてすぐに気になる物件が出てくればいいのですが、そうでない場合、長期戦となることもあります。
そんな時に毎日物件情報サイトをチェックして新着がないかを確認するのも根気が必要な作業で、多くの人にとって得意な作業ではないのではないでしょうか。
そこでお勧めなのは、物件探しの自動化です。
ハウスクローバーの無料会員に登録をすると、希望条件を保存しておけば、あとはロボットが自動で物件を探してくれます。
探す時間を他の時間に充てることができたり、希望の物件を見逃す機会ロスを防いでくれます。
非常に便利な機能で、その他にも無理のない予算をシミュレーションしたり、優良な不動産業者の担当者を探すことができます。
ぜひ名古屋で中古マンションの購入をご検討されている方は、ご登録ください。
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物件情報に問い合わせる際の注意点
インターネットの発達により、物件情報にアクセスしやすくなった半面、注意するポイントも増えました。
不動産業界の仕組みですが、基本的に不動産会社はレインズを通じて一つにつながっています。
したがって、どこの不動産会社からでも同じ物件が購入できます。
※不動産業界のイメージ
これからの時代は、少子高齢化や家余りによって、将来も資産性や流動性がある物件かどうかは物件ごとに見極めていく必要があります。
しかし、その見極めはただ単純に駅から近ければいいというものではなく、様々な視点から見極めていく必要があります。
ただ多くの不動産会社では、そこまでのコンサルティングを行っている業者は私が知る限り、ほとんどいません。
また物件情報サイトに情報を載せている不動産会社は売主から直接物件を預かっている業者が多く、売らなければいけないため、言う必要のない将来的なリスクまでは絶対と言い切っていいほど教えてもらえません。
物件情報を探すのはいいのですが、実際に見に行くという段階までには、ご自身の利益を一緒に考えてくれる不動産会社をパートナーとして見つけておくことが何よりも大切になります。
不動産情報を入手する前の注意点
適切な方法で効率よく不動産情報を入手するには、まず自分が欲しい情報を明確にしておきましょう。
事前に確認しておくことで、希望とは無関係な情報まで見てしまい時間のムダになってしまいかねません。
・探す物件の種類
・物件を探すエリア
・物件の予算
・物件のタイプ(戸建てかマンションかなど)
・建築年数
・最寄り駅からの移動時間
・通勤または通学のための交通手段
・物件の向き
名古屋市内の中でも市街地と郊外では価格相場や立地条件に大きな差があります。
広さや間取りなど具体的な希望を検討しておくと物件が絞り込みやすくなります。
名古屋市で中古マンションを探す場合は、正確な情報が得られる方法を意識しながらアンテナを立てておきましょう。
中古マンション購入ならリフォームも検討してみよう
中古マンションを購入するメリットは、新築マンションよりも価格を安く抑えられる点です。
しかし、好みの間取りでなかったり、設備に不満を感じたりすることもあるでしょう。
その場合には、中古マンションをリフォームすることを検討してみましょう。
リフォームしやすいマンションのポイントをご紹介いたします。
リフォームやリノベーションとの違いや、注意点については「リノベーションの意味とリフォームとの違い」も合わせてご参照ください。
中古マンションを理想の住まいにリフォーム
中古マンションを購入するメリットは、新築のマンションよりも価格が安い点です。
間取り、設備をリフォームすることで、金銭的な負担を軽減しながら理想的な住まいを作ることができます。
しかし、リフォームの内容によっては、新築マンションを購入する費用よりもかえって高額になってしまうこともあります。
そうならないために、中古マンションの購入を検討する段階で、リフォームがしやすいかどうかも考慮に入れておく必要があるのです。
リフォームしやすいマンションの特徴を、具体的に見ていきましょう。
間取りを変えやすい構造のマンション
まずは、間取りの変更ができるかどうか確認しましょう。
中古マンションの中には、間取りを変えることができない構造のものも存在します。
マンションを個人で自由にリフォームできるのは、その部屋の住人に所有権が認められる「専有部分」に限ります。
専有部分以外の部分は共用部分と呼ばれ、個人でリフォームすることはできません。
またコンクリートの基礎構造部分や、玄関の位置、窓などは共用部分に含まれるため、リフォームすることが不可能です。
基本的に間取りを変更しやすいのは、部屋を仕切る壁が木材や軽量の鉄骨でできている場合です。
部屋を仕切る壁は専有部分に含まれますが、コンクリートでできている場合(マンションの構造躯体の場合)はリフォームできません。
中古マンションを購入する際は、間取りの変更ができる構造かどうかを確認しておくようにしましょう。
またマンションの構造によっても間取り変更がしやすいものと、しにくい物件が混在します。
水回りをリフォームするなら二重床・二重天井のマンション
床、天井が二重になっているマンションも、リフォームに適したマンションであると言えます。
水回りの位置を変える場合、床下の給排水管や水洗金具の位置も動かしたいときがあると思います。
二重床・二重天井のマンションであれば、床下・天井裏の空間を利用して、給排水管の位置を変更することができます。
このような空間がない場合は、床を底上げして空間を作り出し、そこに給排水管を通すという方法もあります。
しかし、天井が低くなる、リフォーム費用が高額になりやすいなど、様々なデメリットがあります。
また、キッチンを移動する場合、コンロやクッキングヒーターなどの位置に合わせて排気ダクトの位置変更も必要になります。
天井の梁の状態によっては、排気ダクトの移動が困難な場合もあるため、注意しなくてはなりません。
水回りの移動や大幅なリフォームを考えている場合は、配管・排気ダクトの位置を変更できる構造になっているかどうかを確かめておきましょう。
個人で確認することが難しい場合もあるので、あらかじめリフォーム・リノベーション業者や不動産会社に相談しておくことがおすすめです。
リフォーム前のマンション
近年では、売り出す前にリフォームをする「リフォーム済み物件」が多くなっています。
リフォーム済みのマンションの場合、購入する前に行われたリフォームの費用が物件価格に上乗せされていることが多いです。
購入後、自分でさらにリフォームする場合は事前のリフォームが全く不必要になる場合もあるでしょう。
リフォームを前提にマンションを購入する場合は壁面や床、天井の汚れや多少の劣化は問題ないですし、リフォーム前のマンションはリフォーム済みのマンションよりも安く購入できる場合がほとんどです。
高額なリフォーム費用が上乗せされていないか、リフォーム前の安いマンションがないかなどを確認しておくようにしましょう。
リフォームに適さないマンションは?
間取りの変更や水回りの移動ができるマンションであっても、マンションの構造・状態によってはリフォーム費用が高額になってしまう場合もあります。
リフォーム費用が高額になりやすいマンションの特徴を見ていきましょう。
床に段差があるマンション
床の高さを揃え、段差をなくすリフォームは高額になる場合が多いです。
部屋ごとに床の高さが異なるマンションの場合、間取りの変更をする際、床の段差を解消する必要があります。
新しい床組み・床材が必要になるだけでなく、マンションの場合は防音性能の規定をクリアしなければなりません。
防音機能のある床材を利用する、遮音マットを敷く、吸音材を利用するなど様々な方法がありますが、20~80万円程度必要になる場合もあります。
断熱性の低いマンション
壁面の断熱性能が不十分なマンションは、冬場厳しく冷え込むことが予想されます。
マンションの構造や地域の気候によっては、寒さを和らげるために、壁面の断熱リフォームが必要になる場合もあるでしょう。
間取りや設備の変更の他にも、こういった壁面や床のリフォームが必要な場合もあることを覚えておかなければなりません。
窓が結露しやすい、壁面のカビが目立つなどの特徴があるマンションの場合は、断熱性能(気密性)が不十分である可能性があります。
購入前に確認しておくようにしましょう。
名古屋で中古マンションを選ぶ際には、相場の価格推移を見ておくことはもちろん、情報収集やリフォームを予め行うのかどうかも決めておく必要があります。
今回ご紹介したポイントや情報を参考に、名古屋での中古マンション選びを行うようにしてください。
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