良い不動産仲介業者とは、どのように見分けたら良いのでしょうか?
読者対象は、これから不動産仲介業者を探そうとしている方です。不動産仲介業者の存在意義から、どのような不動産仲介業者を見付けていけば良いかを説明しています。
なぜ不動産仲介業者の重要性が増してきているのか?
近年では、これまでの新築一辺倒であった住宅市場ですが、徐々に中古住宅の流通量が増え、今ではまだまだ新築には及ばないものの、今後も中古住宅の流通量は確実に上がり続け、いずれは中古住宅のほうが多くなる時代が来ます。
これまでのように新築住宅であれば、不動産仲介業者がいるいないに関わらず、売主の不動産会社が責任を持ってくれましたが、中古住宅では売買の当事者は個人であることが大半であるため、個人の責任能力に頼るわけにもいきません。
このため、中古住宅の取引においては、その物件のことを調べ上げ取引上のトラブルや、後々のトラブルを避けるようにするスペシャリストが必要になります。
そのスペシャリストこそ、不動産仲介業者というわけです。
中古住宅の扱いに慣れているかどうか
新築はほとんど物件も調査もなく、責任は売主の不動産業者が責任を持ってくれます。また新築においては売主と買主の両方から手数料を受け取る『両手取引』であるため、不動産仲介業者にとっては楽でおいしい物件です。
しかしながら中古住宅は、個人間の取引であるため、調査項目も多く、経験や知識がそれ相応に必要になってきます。
しかも中古住宅の取引では新築住宅と違い、買主と売主の双方の不動産仲介業者が介在する「片手取引」であるため、不動産仲介業者にとっては手間がかかり稼ぎにくいのです。
このような理由もあり、不動産仲介業者には中古住宅に強いところと弱いところがあります。基本的に新築の方が売りやすいため、新築ばかりを勧めてくる業者はもしかしたら中古住宅には慣れていないかもしれません。
ホームページから読み取れること
また、別の見極め方として、ホームページがあります。ホームページの情報発信は意外に大切で、情報発信の姿勢が見てとれます。
きちんとしているところは物件を頻繁に更新したり、様々なコンテンツを提供したりしています。それに対し、意識が高くないところははるか昔にホームページビルダーで作ったのではないかというレベルのものや、更新が止まっている、最低限の情報しかない、といったホームページになっています。
そもそも不動産業界はプロと消費者との情報格差を利用して商売してきたところがあるので、この情報発信の姿勢とはとても大きな意味を持ちます。
中古を扱っているところでしたらホームページに中古物件も出てきますし、業者を選択する上でホームページは非常に参考になります。
不動産仲介業者の必要性
賃貸などの業者はすでにインターネット等で中抜きが始まっているのですが、売買ではそういうわけにはいきません。
なぜならば、賃貸の場合最悪引っ越せばよいですが、売買では気に入らないからすぐに引っ越すという風にはなりません。そしてなにより家は非常に高い買い物です。
現在インターネットなどで中抜きされているものの代表は、日常用品や安いもの、素人でもそれほど知識の必要ない商品です。しかし高いものを購入する場合は、たとえ理屈が分かっていたとしても絶対にプロの助けは必要だと思います。仲介手数料がかかるとしても大多数の方が頼んでくださると思います。
この理由としては、手続きが大変なことと取引を安全にしたいということがあります。仮に買って失敗してしまった場合、取り返しがつきにくいです。そうならないように安全に買い物をしたいというのが消費者の心理というものでしょう。
これらのことからいくら情報を発信してもこちらの不利益になることはありませんし、むしろ書いてあることはやるとお客様に約束していることになるのでご安心いただけると思います。
手間暇を惜しまない業者を探しましょう
良い不動産仲介業者の定義とは、顧客のために手間を惜しまない業者であると考えています。不動産仲介業者は手間が増えたところで仲介手数料が増えるわけではありません。しかし、手間が増えることで、顧客にとっては多くのメリットがあります。
例えば、インスペクションや瑕疵保険というのをご存知でしょうか。インスペクションとは調査、検査、監査という意味の英単語であり、住宅の検査としては第三者の立場から住宅の劣化状況、欠陥の有無、回収すべき個所やその時期、おおよその費用などを見極め、アドバイスを行うことです。
また、瑕疵保険とは住宅の検査と保証を行ってくれる保険のことであり、第三者による現場検査が行われます。これによりリフォームの際に質の高い施工が担保されます。また、後日欠陥が見つかった場合には保険金が支払われ、無償で直してもらうことができるようになる保険のことです。
これらを行うためには時間がかかるため、案内をしない業者も多いのが現状です(2018年4月からは、実施をするかしないかの確認が義務化されましたが実施数はそこまで多くないように感じます)。
しかしお客様からすると、当然あった方が絶対いいものです。消費者にとっていいものは基本的には手間がかかるのです。楽して儲ける精神の不動産仲介業者に引っかからないように気を付けましょう。
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